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THE LIBRARY 2014の記録

 

「THE LIBRARY 2014」参加者氏名

「THE LIBRARY 2014」の展示記録

「THE LIBRARY 2014」のイヴェント

「THE LIBRARY in KYOTO」全出品作品解説

「THE LIBRARY in KYOTO」参加者プロフィール

 

THE LIBRARY 2014の参加者

参加者は159名でした(一部、作家のホームページにリンクしています)。


会田英子/浅井真理子アカサカヒロコ阿部尊美/あまぬまよしこ/Ayako/アライマリヤ/安藤祐理子/伊織/totto/石原穂/和泉潔/伊藤和代/いとざくらゆかり/乾久子/いのうええこ/ウエノカイヱ/植野智子/梅田なお実/江口未起/大嶋麻衣子/大坪久美子/大坪透/大場さやか大山美穂/岡田信子/岡本千尋/オカミキコ/おがわ家/omotot/加賀美裕子/片山なおみ/かとうたかこ/金子茉由/川嶋優香/河瀬和世/川戸郷史/川村紗智子/河村塔王/菊井崇史/菊田美智代/城戸みゆき/木村裕/ギョーマンちめこ/久保田崇由/caramel mountain喜洛屋/國光裕子/桑原暢/桑原利恵/小島麻夕子/小林雅子近藤大理さいとううらら/斎藤静枝/佐々木竹翠/佐々木道子/笹山風花/佐藤創一/佐藤蘭名/さのともみ /SAM/鮫嶋和樹/篠原晴美/島田泉/しまりす/下西ノ園彩希/Share my. e?/城きょうこ/すずき将/すながかずこ/ゼノビッチ美奈子/怎々塚惣一郎商會/田浦ボン高垣真理高草木裕子/たかしまん/高橋なつき/たかはしなつみ/高橋ななみ/高橋理加/瀧本裕子/田窪与思子/武田昌也/田尻健二/立花咲良/橘由良子/橘良子/たなか知美/ちばえみこ/稚螺(chira)/つゆこ寺沢陽/照屋美優/戸張茉衣子/ともくにゆい/内藤早智/長井悠香/中川るな/中島優理中野愛子/中村通孝/西口陽子/西野由華/仁平ますみ/根本義孝/のはらかずみ/ハザマヨウイチ/旗本素子/八屋邦彦/羽場文彦/ヒシヌマアヤコ/廣瀬剛/廣田睦/福田玲那/福本浩子/藤川希枝/藤川文雄/藤谷美貴雄/藤本京子/hokori/洞内由紀子/本田理恵/前野メリ/マスナリリョウコ/松尾典汰/まめ/的場カヨ/的場光晴/丸山光哉/三上愛/御手洗友紀三友周太(SYUTA)/みなみじゅんこ/宮原槙季子/村田いづ実/めもる/本橋健斗/森智清/森麻美/山田有浩/山田勇魚/山田祥照/山本耕一/山本雅枝/山本睦子/山崎広樹/吉川久美子/吉田絵梨子/吉田けいこ/吉原文子/リタ/riru.KLELULATICO/Ringorin/和田奈緒美/わたなべちとせ/渡部ゆか/
鰐山

 

THE LIBRARY 2014の展示写真

 

 

THE LIBRARY 2014のイベント

 「THE LIBRARY 2014」では、展示会場のToki Art Spaceが閉まった後、出品者やゲストが出演するイベントが毎晩のように開催されました

 

8月5日(火)出品作品を語る会「手で本をつくること」

井上夏生(手製本工房)×本屋暁子(Book Cafe Gallery)
 「THE LIBRARY 2014」初日、製本家の井上夏生さんとブック・アートのカフェギャラリーを運営する本屋暁子さんをゲストに迎えてのトークが、出品者をはじめ20名近くを集めて開催されました。
 トークではまず、それぞれが気になった出品作品を選んで、井上さんは本の造りを中心に、本屋さんは外見や内容を中心にコメント。さらに、「手で本をつくること」をテーマに、ブック・アートや「THE LIBRARY」展などについてのトークへと続きます。最後に、この日参加した各出品者に自作を語ってもらい、作品にコメントを加えながら対話が行われました。



トーク「手で本をつくること」での井上夏生さん(左)、本屋暁子さん(右)と参加者



トーク参加者の方々(半分ほどが出品者)

8月8日(金)即興朗読「Live Reading」

野々宮卯妙(現代朗読)×水城ゆう(即興演奏)
 即興による朗読を行う野々宮卯妙さんと、水城ゆうさんのキーボードよる即興朗読イベント「Live Reading」が行われました。
 前半では、会場に展示された作品の中から十数点を選んで取り上げ、次々と野々宮さんが即興で朗読を行い、水城さんは、ミニピアノ、ピアニカやカリンバなどの楽器を使って即興で伴奏を付けていきます。
 後半は、中島敦の小説「文字渦」をもとにした朗読が、お二人によって同じく即興で行われました。野々宮さんはタブレットを片手に身振りを交えて、水城さんは時には会場を歩きつつピアニカを演奏しながら、30分ほどの熱気のこもった場がつくられました。


tottoさんの作品を朗読


かとうたかこさんの作品を朗読


仁平ますみさんの作品を朗読


後半の中島敦「文字渦」の朗読
8月9日(土)出品者懇親会
 「THE LIBRARY 2014」出品者の中から30名が閉廊後に集まり、ギャラリーの最寄り駅、外苑前駅そばの居酒屋「北の家族 青山店」にて、毎年恒例の「出品者懇親会」が行われまた。
 多くが初対面の参加者ですが、用意された出品作品の画像入りのネームプレートを付けており、それをもとに、会場のいたるところで作品についての話題も起こり、しばしば会話がが聞き取りにくくなるほどの盛り上がりでした。京都や名古屋など、遠方から駆けつけた方たちには賞賛の拍手も送られました。2時間ほどの時間はあっという間に過ぎていき、みな名残を惜しみながらの解散となりました。
8月10日(日)詩と本をめぐるトーク「詩と本の会」

吉田文憲(詩人)×菊井崇史(詩・写真)ほか
 「THE LIBRARY 2014」の出品作品「川詩」に執筆した吉田文憲さんをはじめ3名の詩人によるトーク「詩と本の会」が、台風が通過した後の悪天候の中、26名が参加して行われました。この作品のモチーフである「川」を話の柱にすえ、詩のことがばとはどこから詩人のもとやってくるのかとう詩の根本にいたるまで、一時間半にわたって、静かでそして濃厚なトークが繰り広げられました。
8月11日(月)身体表現のライブ「BODY-SPACE」

橘由良子(舞踏)/山田有浩 (舞踏)
 山田有浩さんと橘由良子さんによる、身体と空間をテーマにした舞踏「BODY-SPACE」 が、20名近い方を集めて行われました。
 まずは山田有浩さんが登場。水を満たしたガラスもコップを土台にして、その上に山田さんが制作したガラス板による作品を置き、そこに乗って30分にわたって身体の表現がなされました。ガラスコップ上のガラス板。不安定きわまりない、身体の移動が許されない場所での動作は、最初はゆるやかに、徐々に身体の振動を伴って激しくなっていきます。ガラスがぎりぎりで砕けない危うさに、観る側は極度の緊張を強いられながら山田さんの身体と向かい合います。その均衡が崩れて、結局全てが砕けてしまった最後の瞬間、空間は、暴力的な空気と安堵とが入り混じった不思議なものに包まれました。
 山田さんと入れ替わるように、小さな折鶴を点々と足あとに置きながら橘由良子さんが登場。まとった布で身体を覆いながら空間の片隅に小さく丸まってか細い声を発する姿は、山田さんが残した空気を払拭し、動から静への転換が確かになされました。静の一点から、CDでリストのピアノ曲「愛の夢」が会場に流れ、この日観客から差し入れられたばかりの赤いバラを手に、同じ場所にとどまりながらも、身体がゆるやかに空間をなぞっていきます。さらに、曲の転換と共に舞台は進み、終盤では、あたかも子を慈しむように、丸めた布を胸に抱きながら空間の中央に歩んでいきます。そこでの身体の動きは、終止続いたゆるやかさのまま外に向かって開かれ、それに伴って観る者の心も、静かに、そして大きく揺らされながら終幕を迎えました。


山田有浩さんによる

 



橘由良子さんによる

 

8月12日(火)音楽と本をめぐるトークとライブ「Music on the Books」

川戸郷史(音楽)×木村裕 (音楽)
 ケルト音楽や琉球音楽などを各地で奏でる川戸郷史さんと、武満徹など現代音楽のピアノ演奏と作曲、美術作品制作、詩作と朗読など幅広い活動を続ける木村裕さんによる、音楽と本をめぐるライブ「Music on the Books」 が、20名ほどを集めて行われました。
 まず最初に木村さんから、音楽と本との関わりとして宮澤賢治が作詞・作曲をした「星めぐりの歌」が紹介され、木村さんのキーボードと川戸さんの三線(琉球音楽の楽器)による「星めぐりの歌」と、さらに川戸さんが作曲した「ハレルヤ」からライブが始まりました。川戸さんは時には三線をアコースティックギターに持ち替えて演奏は続きます。途中、川戸さんによる三線と歌の独演、木村さんによる即興演奏を伴奏にした自作詩の朗読をはさみ、川戸さんがたびたび通う北海道のアイヌにの人々をモチーフにした曲をはじめとして、途切れない流れの中で、1時間にわたる演奏が繰り広げられました。


左が川戸さん、右が木村さん

 



川戸さんによる三線と歌の独演


木村さんによる自作の詩と即興演奏
8月14日(木)写真と本をめぐるトーク「写真の夜」

中野愛子(写真家)×篠原誠司(写真家)
 男女問わず「旬な人」を撮り続け、写真集、雑誌、映画スチールなどで幅広く活躍する中野愛子さんと、今回のイヴェント全体のナビゲーターである篠原誠司さんによる写真と本をめぐるトーク「写真の夜」が行われました。
 まず最初に、中野さんの今回の出品作についての制作が裏話などが語られ、話は徐々に、写真と写真集との表現の違いや、写真の撮ることの核心、さらには光を表現に取り入れることまで進み、1時間があっという間に過ぎていきました。


中野愛子さん
 
8月15日(金)キノコをめぐるトーク「ときめくキノコ」

掘博美(キノコライター)ほか
 熱烈なキノコ愛好家にして、 サブカルチャーの中でのキノコ評論で名高い掘博美さんによるキノコをめぐるトーク「ときめくキノコ」が行われ、今年のイヴェントをしめくくりました。
  掘のトークは、18〜19世紀ヨーロッパの博物学に描かれたキノコのスライド上映から始まり、堀さんの詳細でキノコへの愛に満ちた解説に、観客みな聞き入りました。さらに、スライドは江戸時代の本草学に描かれたキノコへ。
 後半は、堀さんの出品作品についての話を中心にキノコについての熱いトークが続きました。


掘博美さんによる
 

 

 

THE LIBRARY 2014の全出品作品


あ 行か行さ行た行な行は行ま行 や・ら・わ行

 

会田英子

「Ribbon」

20.6×26.5×2.5

絵のようにつくられた実物のリボンとことばを、色彩のイメージを絡ませながらを組み合わせてつくった布絵本。
アカサカヒロコ

「AN ENDLESS JOURNEY」

20.3×31.3×3.0

横長長尺の折り本の表には雲がある風景をモチーフにしたものを、裏には「雲紀行」と題したことば中心のものをそれぞれ版で刷り、それが本型のケースに収められている。
浅井真理子 「つるつるのみちをとおってかなたをさわりに」

31.0×18.5×0.8
白のカーボンレス複写紙が束ねられ、その特性で複写されたドローイングの線が次々に複写され混ざり消えていく。
阿部尊美
15.2×11.0×3.7
向田邦子による小説「思い出トランプ」(新潮文庫)のページをシュレッダーにかけたものが、文庫の表紙とページをコラージュした文庫サイズの箱に、表側に章扉のページを貼った13枚のトランプと共に収められている。
あまぬまよしこ  「ミーコの約束」

18.5×28.7×1.2

 猫のミーコをめぐる物語が、ページを切り絵のように切り抜いた白のページとクレヨンの絵を組み合わせて描かれ、表紙にはひげが画面からはみ出してミーコの顔が付けられている。
 Ayako  「おさかなパクリ」

26.4×19.5×1.0
「パクリ」をモチーフに、さかなの物語が美しい青の色彩で描かれている。
アライマリヤ 「ピクルスはがきのはなし」

12.0×15.8
ピクルスとイタチの音楽家の物語が繊細なイラストで描かれ、イタチからの手紙が中に綴じ込まれている。
安藤祐理子 「どうぶつえんがあります」

18.6×18.6×1.0
安藤家の二人の子供たちが描いた動物園の物語がまとめられた本。
伊織
25.0×17.0×4.0
本の表紙に実物のカメラのレンズやアンモナイトなどをかたどる金属のオブジェが付けられ、開くと「ドラゴナイト擬典」という小説が綴じられている。
石原一穂
20.5×14.5×2.5
プラスチックのタッパーの中に様々な色のタオルが詰められて絵として表されている。
和泉潔
20.5×14.5×2.5
プラスチックのタッパーの中に様々な色のタオルが詰められて絵として表されている。
伊藤和代
14.2×10.0×7.0
英字新聞を貼ったケースに「実験植物園」と題する連作小説の小さな本5巻が収められている。
糸桜ゆかり 「ぼくのえがにげた!?」

29.7×21.8×1.8  
男の子のりっくんが描いた絵が手元か逃げて物語が展開していく。
乾久子  「くじ引きドローイング名作集」

19.0×13.5×3.3
くじ引きドローイングワークショップの記録集。ことばと絵をリレーして行くコミュニケーション型ワークショップで生まれた作品のうち100枚をセレクトして本にしたもの。
いのうええこ

17.5×13.5×8.0

本型の箱に、村の子どものけんたとウチワとの物語を綴った絵本「おいしいうちわ」が収められている。
ウエノカイヱ
19.7×13.4×2.4 
九鬼周造が著した「いきの構造」の単行本を革で新たに装丁し、黒のブックケースに収めた造本作品。
植野智子
15.5×18.8×4.5
小さな窓が付いた黒い木のケースに、ドライポイント版画のプラスチック原版5枚がしおりのように入れられている。
梅田なお実 「キオクの中の音 Hot Summer Days」 

10.8×10.5×0.7
記憶の中の音を、ページの紙質、文字の色をさまざまに組み合わせて変えながらデザインして表した本。
江口未起 「トリニティ・ヒーリング・メソッド」

26.8 ×22.0×12.0  
石に見せかけた石粉粘土の重い扉を開くと、木の箱に、3つのかたちが変化していくフィリップブック、ヒーリングのためのメソッドを記したもの、透明アクリルに十字架が封入されたものなどが収められている。
大内妙子 「インクこぼした」

16.1×13.2×1.1
銀色をベースに、青色などのインクによる絵で構成され、表紙を花のかたちのビーズで埋めて装飾した作品。 
大嶋麻衣子 「いろいろだんごうお」

22.8×18.5×2.5
 
はんこで押してパターンをつくった「だんごうお」が、「おつきみだんごうお」などさまざまなかたちに変わっていく。 
大坪久美子
28.5×9.0×4.0 
一枚のテキスタイルとその裾から出た紐を絡めつながらくった布作品。 
大坪透 「水道検針員のしごと」

23.7×21.0  
水道検針員の仕事の日々が、オリジナリティーあふれる絵と文章で綴られている。
大場さやか
22.9×16.5×4.0 
開くことのできない本のページの隙間のところどころから、金色の小さなしおりのような金属片が多数飛び出している。 
大山美穂  「濡れし花の名は知れぬ」

13.0×20.8×13  
 花や植物をめぐって、回文とカラー写真で構成した本。
岡田信子 「山姥娘」

15.2×10.6  
山姥娘と二人の子どもの物語が、黒の線の絵と漢文調の文で綴られている。 
オカミキコ 「ワニ」

30.3×22.5×1.0  
ワニから始まりニワで終わる回文と、コスチュームをまとったモデルのカラー写真で構成した本。 
岡本千尋 「視線」

20.3×14.3×1.0
動物園のゴリラの写真をベースに、ゴリラについての解説、ゴリラの食糞について思ったことを文で添えた本。
おがわ家 22.5×29.3×12.0  人形の猫たちがネズミのおみこしをかつぐ祭りの様子を表した立体作品。 

omotot

「ねがい」

7.8×5.3×4.0  
いも虫が蝶になることを願って過ごした時間を絵だけで表した小さな本。
加賀美裕子 「いとをかしのかけら」

15.8×15.2×2.6  
もつれた糸をほどく呪文のことば「からくれないにみづくくるとは」を中心にした刺繍によって絵本がつくられている。
片山なおみ  「Words to remenber for girls」

21.7×15.5×13  
さまざまな詩人や小説家の名言に、和装、洋装のさまざなな女性のイラストが添えられている。 
かとうたかこ 「はらっぱのちいさなものがたり」

20.5×14.8×0.8  
小さな芽が大木になり、それをもとにできた原っぱで繰り広げられる物語がやわらかな色彩のイラストと文で描かれている。 
金子茉由  「かたちえほん」

19.0×20.0×1.5
一つの赤い丸が、本の中のことばに誘われながら、ページをめくるごとに次々とかたちや色を変えていく。 
川嶋優香 「ペルナちゃんとロンちゃんのおつかいの1日」

21.9×19.1×1.0  
女の子ペルナちゃんと猫のロンちゃんが、森の魔法使いのスーパーでお使いをする物語。 
河瀬和世 
24.5×20.0×2.0  
和紙を素材に、彩色、コラージュ、折り込みなどさまざまな手法でつくったページが綴じられた作品。 
川戸郷史 「日々の移ろい」

15.0×10.0×2.0  
奄美大島への旅で得たことば、撮った写真などで構成している。 
川村紗智子 
18.3×26.2 
黒い表紙のメッセージカードを開くと、十字架に架けられた者の姿を6人の人型が見つめるイメージがポップアップで立ち上がる。 
河村塔王

 

9.0×12.5×9.0

黒い表紙のメッセージカードを開くと、十字架に架けられた者の姿を6人の人型が見つめるイメージがポップアップで立ち上がる。
川詩 「川詩」

14.8×18.4  
川をモチーフに、吉田文憲、岸田将幸、菊井崇史が詩と散文で構成した冊子。 
菊田美智代
17.0×11.2×5.5  
本型のケースに、ことばの断片を記した名刺大の紙、長細い厚紙にそれぞれ2018年と2019年のカレンダーを貼って彩色したものなどが収められている。 
城戸みゆき 
14.0×11.0×2.0 
紙の服を幾重にも着重ねたものに、小さな本が裾から出ていくつも取り付けられている。
木村裕  「掌の本」

10.1×10.1×2.5  
厚紙の表面に黄色い絵具で薄くドローイングされたものを折り本のようにつなげて重ね、開くと一枚の大きな絵になる。 
caramel mountain 「ずきんぐまのゾエ」

21.5×16.0×10.0  
本の主人公・ずきんぐまのゾエのぬいぐるみが肩にかけた小さなカバンにはお菓子を模したものが入れられ、ゾエのおりなす物語を絵と文で綴った9.0×6.3cmの絵本「わたしのすきなもの」が添えられている。 
ギョーマンちめこ  「近現代文学史ドリル」

21.0×15.3×0.8  
さまざまな文学の名作のタイトルが、ことば遊びの文とイラストで展開する。 
喜洛屋  「これはネコがみたゆめかもしれない」

22.2×27.2×1.6  
猫、くじら、気球の絵が透明アクリル板に描かれ、ページを重ねた表紙ではそれら全ての絵が一つになって見られる。 
國光裕子  「WHITE RAINBOW 霧色の虹」

20.9×18.5×1.1
目で見ることのできない虹の物語が、繊細な人物描写のイラストと詩のことばで綴られている。 
久保田崇由  「戦艦ウォースパイト」

18.7×23.0×1.0  
20世紀前半に活躍した英国の戦艦・ウォースパイトをめぐる戦いの物語を、鉛筆による絵と文で描いた本。
桑原暢  「You are Here」

18.5×8.5×2.4  
人、波、鳥、光など、風景の写真がモノトーンのイメージで織りなしてことばのない物語をつくる。 
桑原利恵  「みうのこと」

15.1×15.4×0.7  
飼い猫みうと女の子の物語がイラストと文で描かれている。 
小島麻夕子  「under the sea」

14.0×10.0×1.7  
海の中と波の上をくぐりぬけていくことばのない物語が、ページをくり抜いた仕掛け絵本で楽しめる作品。 
 小林雅子
18.0×17.0×5.5  
「アンネの日記」の英字版ペーパーバックのページをくり抜き、ブックケースとくり抜いた紙片でつくった書架を模したものが本の表紙に取り付けられている。 
近藤大理  「DAIRI DRAWINGS(風の音)」

30.7×21.8×1.3  
女性を描いたクロッキーを一冊にまとめた作品。 
さいとううらら  「untitled dictionary」

22.5×16.5×6.4  
円環を連ねたかたちをエンボスでほどこした布張りの表紙と、同様のスリップ ケースに装丁した辞書で、その内部に封入した水が移動することで手に振動が伝 わる作品。
斎藤静枝  「タンバリンをもって」

26.5×19.2×0.7  
閉じるとタンバリンのかたちになる半円形の本に、タンバリンを持って踊る5人の女性の物語が描かれている。 
佐々木竹翠  「たわごと 四十八語」

14.5×10.5×1.0  
和綴じの本に、自身がツイィッターでつぶやいたことばから抜粋したものを48遍書き記している。 
佐々木道子 
26.0×17.0×14.1  
小さな家のおもちゃの窓から二人の人が外を覗き、こたつのある部屋のオブジェが庭に置かれ、軒下にはメッセーを入れた封筒が添えられている。 
笹山風花 
21.0×29.8×0.5
厚手のトレーシング・ペーパーにデザインされた「Water」の文字と、水に濡れた人物のポートレート写真で構成された作品。
佐藤創一 15.0×8.0×8.0 天井部に造花をあしらった円筒のびんに城のような建物のオブジェを封入した作品。
佐藤蘭名  「音なり世界」

29.8×20.8×.0.5
ミュージシャン・神谷君が体験した、声が失われたパラレルワールドをコミックで描いた作品。 
さのともみ   「クモリノヒ2nd」

20.8×15.0×0.5  
日々思うことがつれづれに、コミック調のイラストと文で表されている。 
SAM  「COLOR」

26.5×19.0×1.0  
ハリネズミの主人公が色について考える物語をもとに、白を効果的に使った、緻密で装飾的な絵で構成された本。 
鮫嶋和樹  「蠹の報せ」

10.7×27.0×0.8  
さまざまな架空の虫や生き物などが、精緻なモノクロの絵と手書き文字の解説で描かれている。 
篠原晴美  「どいてちょうだい」

 19.1×19.5×1.0
一つの椅子をモチーフに、象、カバ、キリン、ワニ、蛙、女の子が物語を進めていく絵本。 
島田泉  「矩形のひかり」

 30.0×22.0×1.0
街のさまざまな場所で撮られた、光が透過する景色のカラー写真をファイリングした作品。 
しまりす  「Moon ?」

18.7×18.7×1.0  
さまざまな月の情景のカラー写真を和紙の断片にプリントしたものが綴じられている。 
下西ノ園彩希  「4ひきのすてきなお庭」

21.7×15.9×1.0  
小さな黄色い家に住む4匹のウサギと、リス、クマ、ネコとの物語。 
Share my. e?  「不良品」

13.0×13.0×1.0  
「私」をめぐる物語が、鉛筆、墨などによることば、ドローイングなどで描かれている。 
城きょうこ  「Dear My...」

21.0×22.0×1.5  
「ゆう人」ということばにさまざまな字を当てはめて表し、カエルとトカゲのキャラクターを使って描いた絵が添えられている。 
菅沼靖幸  「晴れときどきあや」

9.0×13.0×0.6  
傘をさした一人の女性をモデルに撮ったカラー写真で構成している。 
すずき将  「おもいつき」

10.7×10.4×0.9  
「きつつき」「がっき」など「つき」を含む単語と、黒の線による絵を組み合わせた作品。 
 須長和子 「おおきなケヤキの木」

18.7×25.7×1.7  
学校にある樹齢1500年のケヤキの木と男の子との物語が絵と文で描かれている。 
ゼノビッチ美奈子  「MYTH-神話」

21.0×4.5×4.5
ゴージャスに着飾った女性たち、ポークソーセージ、インスタント食品、カビキラー、おでん屋の赤提灯、水着で横たわる女性、歯ブラシなどの絵が次々と連なって巻物に描かれている。
怎々塚惣一郎商會 
22.0×31.3×7.0  
「消毒液」と印字された金属の容器に、短編小説や詩などによる大小12冊の本が収められている。 
田浦ボン 「PULLGRAPH」

21.0×29.7×0.5

 
さまざまなシチュエーションで長いロープを引く少女のモノクロ写真で構成された、実際のひもが付いた作品。 
高垣真理  「かぴばらパラダイスかふぇ」

25.8×10.8×1.0  
オリジナルキャラクターのカピバラたちの住む世界が、線によるイラストとことばで表されている。 
高草木裕子  「Ambient(存在の連鎖)」

21.0×28.5×1.0  
緑の絵具で塗られた表紙を開くと、正七角形の連なりでゆるやかなカーブを描くかたちをもとにページが続いていく。 
たかしまん  「和菓子 de 歳時記」

25.0×19.0×8.0  
12ヶ月分の和菓子をフェルトで表したオブジェが箱に並べられた作品。 
高橋なつき  「まほう学校のまおちゃん」

21.5×15.3×1.0  
魔法の学校に通う小学3年生の物語。 
たかはしなつみ  「おめかしの時間」

18.8×18.5×1.5
一人の女の子がおめかしして出かける物語を色鮮やかで細かなイラストで描いた作品。 
高橋ななみ  「メイとオバケの国」

21.5×15.5×1.0  
里山に囲まれた町に引っ越してきた女の子・メイが出会ったオバケ・サクラとの物語。 
高橋理加 
20.0×28.5×4.2 
銃火器や車の残骸が砂に埋もれた光景を表す白いオブジェが箱につくり込まれ、表紙には蝶の画像と「海外で武力行使」などといった新聞の見出しがコラージュされている。 
瀧本裕子  「スケッチ」

31.0×24.5×3.5  
造花などが表紙を飾るファイルに、日々記した詩のことばが収められている。 
田窪与思子 「スケッチ」

31.0×24.5×3.5
造花などが表紙を飾るファイルに、日々記した詩のことばが収められている。
武田昌也  「その列車の行くところ」

30.3×19.8×1.2  
日本全国の列車が走る山の景色、海沿いの景色を、その列車にふさわしい場所を選んでカラーで撮影し本にしている。 
田尻健二  「撮影時の思考の流れを記録する試み」

26.7×21.5×3.0  
夜の闇の中で弱い光を受けて浮かび上がる樹木のカラー写真がファイリングされている。 
立花咲良  「小さいおじさん日記」

21.0×15.3×1.0  
段ボール箱から出てきた小さいおじさんと「私」、人ではないおじさんの友達をめぐる物語。 
橘由良子  「由良日記」

18.4×10.2  
日々立ち上がる詩のことばをもとに手書きで構成している。 
橘良子  「Illusion 2011〜2014」

 30.5×22.5×2.3
緑やオレンジ色などの刷り色が背景の白と強いコントラストをなす、モノタイプの銅版画を綴じた作品。
たなか知美 「本の森」

7.5×12.5
フクロウをモチーフにした物語を裏側に、表には図書館の検索カードを模したものにフクロウに関する知識を記して鳩目パンチで留めた作品。 
ちばえみこ  「あいしているよ」

21.0×14.5  
生まれてきた子どもに対する愛情が色彩豊かな絵と文で描かれている。 
つゆこ  「stars」 

18.0×25.0×3.5
真珠をもとにした円形のアクセサリー14点が扉付きケースに収められている。 
寺沢陽  「海へ」

10.0×10.0  
鳥が森から飛び立ち海へとたどり着く物語が美しい水彩の絵で描かれている。 
照屋美優  「ひとり暮らしのごはん」

22.0×21.5×1.5  
アパートで始めた一人暮らしの日々の食事をもとに写真とイラスト、文章で表した作品。 
totto  「黒猫ノア リリィの恋の物語」

15.7×15.7×0.8  
黒猫ノアと白猫リリィの恋が、黒い紙をベースに、黒猫、白猫のシルエットのみによる印象的な絵と文で描かれている。 
戸張茉衣子  「TREE」

10.7×14.0×1.3  
樹木のキャラクターがスピード感をもって動き回る物語が、細かく装飾的な緑色の線の絵で描かれている。 
ともくにゆい  「6月の惑星」

25.5×15.5×1.0  
白猫ノラ、黒猫クルツをめぐる物語が独特のキャラクターによるイラストとことばで展開する作品。
内藤早智
16.0×12.0×5.0  
表紙に芝生を植えたイメージの本型のケースを開くと、森や湖岸に人がいるミニチュアの風景がつくり込まれている。 
長井悠香  「つむりんとまほうのカラ」

28.2×19.6×2.5  
カタツムリのツムリンとぴかぴか光る不思議な殻をめぐる物語が、水彩の絵と文で描かれている。 
 中川るな 「隣の人」

22.0×10.0×10.0  
透明アクリルの筒に、キューピー人形をもとにした金の円形シールを貼った円盤が無数に重ねて入れられ、筒を持って逆さにして円盤を移動させることで、それぞれの表面を見ることができる。 
中島優理 
25.5×21.5×3.3 
ドイツで出版された既成の書籍のところどころに鉛筆でドローイングを描いた作品。 
中野愛子  「啓・加藤・家」

24.0×18.0  
俳優・加藤啓の実家に1泊2日で密着取材をし、加藤家の人々も含めて撮ったカラー写真で構成した作品。 
中村通孝 
15.7×20.0×1.8 
福島原発事故避難解除準備区域と帰宅困難区域で採取した植物の押し花と、現地で撮った写真で構成し、鉛の表紙で綴じた本を、放射線防護手袋をはめて見てもらう作品。 
西口陽子 
19.0×18.0×1.0 
白い布に鳥や樹木、花、雲などを刺繍して本の形式にした作品。 
仁平ますみ  「まよいねこ」

14.5×17.5×1.0 
悩んで迷う猫が、やわらかな色彩の水彩により、折り本いっぱいに胴を長く伸ばして描かれている。 
根本義孝  「閉じられた空間でのアレンジメント」

23.0×24.7×2.0  
布張りの表紙に実物のワイヤーが張られ、開くと色彩で画面構成されたページと赤いひもが絡み合う作品。 
のはらかずみ  「Forest & Rain」

21.5×29.7  
仙台の美術館・せんだいメディアテークで2014年7月29日に行われたパフォーマンスを記録したカラー写真で構成されている。 
ハザマヨウイチ 「食卓」

10.5×7.5  
和紙に古びた木の卓上のイメージを漆で表した小さな本2点による作品。 
旗本素子   「黒いのと白いの」

16.2×26.2×1.5
子どもの心にある良い心と悪い心を白と黒のイメージをもとに表した絵本。 
八屋邦彦  「かえるくん、ママになる」

15.6×21.3×1.0  
かえるくんが夏の夜に出会ったできことをめぐる物語。 
羽場文彦  「ものがたり続き」

16.7×24.7×2.4  
「二畳城と雨の日の記憶」と題する小説の文章が印字された文庫本を開いたかたちのものが、表面のガラスをハンダで取り付けた金属のケースの中に封入されている。 
原田由華  「やどかり少女」

27.0×19.5×1.7  
家を見つけたやどかりの少女の物語をもとにつくったポップアップ絵本。 
ヒシヌマアヤコ  「内田百聞選」

30.0×21.3×4.6  
内田百聞の小説から引用した文をイメージさせる和菓子をオブジェとしてつくって品書きを添えたもの6点が、標本のようにケースに収められている。 
廣瀬剛 
21.5×14.8×3.8

木の箱を開くと、さまざまな長さの金属の円筒の表面に文字が印字されたものが金属の棒と共に入れられ、箱のふたに開けられた穴に棒を刺し、任意の円筒を選んでそこに重ねて通すことで、新たなことばがつくられていく作品。 
ひろたむつみ  「ひとりごと Vol.2」

14.5×13.3×1.3  
ブタのキャラクターをもとに、日々の中で気付いたことをテーマにした物語が絵とことばで展開する。
 福田玲那 「おばけがやってくる!?」

21.8×15.5×1.0  
お菓子屋をつくった女の子・みみ、ささと、おばけのロキ、なみの物語。 
福本浩子 
18.0×23.5×11.2 
「チャタレイ夫人の恋人」の全集本を開いてヒラタケの菌を植え付け、時間をかけ実際のシメジを栽培し生やした作品。 
藤川希枝 「こっぷっぷ あっぷっぷ!」

17.6×24.4×1.0  
コップ同士のにらめっこを色鉛筆で描いた絵本。 
藤川文雄  「きのこのびた」

 15.0×18.0×1.2
キノコがのびていく物語がタテにのびる折り本に描かれている。 
藤谷美貴雄  「今は誰もいない」

20.8×27.8×1.0  
法隆寺の柿と鐘をめぐって、合成されたカラー写真と文による物語が展開する作品。 
藤本京子  「総選挙!! 般若心経」

19.2×22.0×20.0  
般若心経から一文字を選び、用意された投票用紙に記して投票箱に入れてもらう作品。 
hokori 
16.4×17.0×2.4 
「春山花森」「夏山青森」「秋山実森」「冬山雪森」と題する4冊のしかけ絵本がケースの中に収められている。 
洞内由紀子  「コイモとメドーサ」

21.0×21.0×0.5  
北海道の牧場を舞台に、人に飼われ命を終えていく2頭の牛、コイモとメドーサの物語を描いた絵本。 
本田理恵  「故郷への恋歌」

14.8×10.0×7.0  
表には啄木にかぶれる文学青年が東京から盛岡の恋人にあてた手紙の文を、裏には啄木の句と共に、その句のイメージで撮られたカラー写真をプリントしたポストカード13枚をポストカード立てに差した作品。 
前野メリ 「ひとこと、美人」

18.2×13.0  
さまざまな女性がページごとに話しかけることばと黒の線の絵で構成されている。 
マスナリリョウコ  「走るクマ FOR YOUR ALWAYS DO YOUR BEST...」

20.6×15.3×3.0  
クマを主人公にした二つの物語「走るクマ」「See you」が、折り本の表と裏に、ところどころにしかけをはさみながらそれぞれイラストと文で描かれ、革の表紙で綴じられた作品。 
松尾典汰  「カレーくんたびにでる」

21.8×15.3×1.0  
カレーライスのカレーくんが砂漠やインドなどを旅して日本に戻るまでの物語。 
的場カヨ  「Twin Books」

15.8×20.8×4.8  
古びた風合いのガラス付きの木の箱の扉を開くと、「お針星きらら」「おやつなメロディ」と題した2冊の絵本が収められている。 
的場光晴  「翅」

21.8×21.8×4.0  
透明アクリル付きの標本箱に、各出版社の文庫本のシリーズ名を記したラベルを集積させて蝶の一組の羽根のようなかたちにしたものが、標本を模して収められている。 
まめ  「空を歩いてどこへ行こう」

15.5×22.0×1.7  
町に出かけた蒼さんが出会った物語を、コラージュやしかけも使って表した絵本。 
丸山光哉 
19.0×13.5×1.5  
既成の本が書店の紙のブックカバーで包まれ、中のページが開けられないように接着されている作品。 
三上愛 
20.0×20.8×2.5  
メッシュ地で裏打ちした和紙に、さまざまなテキスタイルをイメージさせる折り込みのページが綴じられて本になり、同様のブックケースに収められている。 
御手洗友紀  「Yukiの味」

21.0×14.7×2. 3  
日々の食事と日常の体験や思ったことが絵、写真、文で綴られた本。 
三友周太(SYUTA) 
9.0×9.5×5.3  
赤と青のワイヤーでつくった人型を表すレリーフを、折り本のように多数つなげて表紙を付けた作品。 
みなみじゅんこ  「ありさんぽ」

9.0×15.0×3.5  
蟻がさまざまな場所を歩いて行く場面を、段ボール紙のコラージュで立体的に表して折り本にした作品。 
宮原槙季子  「静かな沼の精霊」

16.9×13.5×4.2  
沼の絵が描かれたケースの内側に、沼の精霊を表すレリーフとその物語がつくり込んで表されている。 
めもる  「めもるのかるるるた」

15.0×10.5×1.3  
めもる家の5人の日常と非日常をもとに、「笛吹いてい踊らす」など文頭にいろは48文字を当てはめつつ、絶妙のことばとキャラクターで綴った作品。 
本橋健斗 
16.0×15.0×8.0  
色鮮やかな紫と青に塗られ、星を表に散りばめて描いた木の箱が蝶番で留められて開くことができる作品。 
森智清  5.0×40.0×1.7  それぞれ雪、風、雨をモチーフにしたガラスの作品2つを革でくるみ本のかたちにまとめた作品。 
森麻美  「mado」

5.3×4.0×0.8  
家が建つ景色の絵を家型の表紙で綴じた豆本。 
山崎広樹
27.5×15.0×8.8  
木材を割って切り出した2枚の分厚い板の間に、織りと染めでつくったテキスタイルがはさみ込まれている。 
山田有浩 
31.5×42.5×1.0  
ガラス板に地表や花の写真のプリントと自身の祖父の名刺などを貼って構成した作品。 
山田勇魚 
11.0×5.5×2.5
 
外国製煙草のパッケージを模した箱に、洋書のページを紙幕煙草のように細めたものが整然と詰め込まれたもの2点による作品。 
山田祥照 
21.7×15.8×6.3  
「いつかは絵画作品のモチーフとなる花たち…」という、扉、ページ共に花の写真で構成した、縦版横版合わせて2冊の本がケースに収められている。 
山本耕一  「Q_bookシリーズ ガリア戦記_01」

28.6×22.2×8.5  
木の箱の蓋を取ると「BELGIS」「DIVIDIT」「GALLOS」等の文字を印字した小さなプレートが多数支柱によって林立している。 
山本雅枝 
18.1×20.7×12.0  
木でできた小さな物入れの引き出し4段をそれぞれ開けると、上から花に埋もれれる白い玉、白い玉砂利の中の苔、ビーズが付いた植物の実、線によるドローイングが収められている。 
 山本睦子 「観音山の日日」

27.0×8.0×8.0  

観音山をめぐる一年の物語を絹本に描いた絵と文で表し、広げると450cmの巻物になる作品。

吉川久美子  「[おすすめ美術+博物展]小冊子〈No.1〜No.25〉」

16.7×12.0×3.5  
美術館、博物館などのさまざまな展覧会をレポートして手書きで綴った冊子の第1号〜25号をファイリングしたもの。 
吉田絵梨子 
31.0×25.8×3.5  
ウォルター・デ・ラ・メアの文学作品「妖精詩集」をもとに、グラフィックと刺繍で美しく装幀した本がブックケースに収めらている。 
吉田けいこ  「馬鈴薯を食べる人々 2014」

 14.5×30.5×12.3
森で働く人々と風景が描かれたケースを開くと、内側にも農村の作業風景が描かれ、収められたジャガイモを模した5つのオブジェを開くと人々の姿がミニチュアでつくり込まれている、ゴッホの「馬鈴薯を食べる人々」下敷きにした作品。 
吉原文子 
19.0×14.7×2.7  
都市の植物、光、水のある光景などのカラー写真で構成した作品。 
リタ  「Foroyar」

16.1×22.5×2.5  
開いて置かれた英文の本のページにパラフィンでできた花が広がる作品。 
riru.K  「Kiss Kiss Kiss」

 20.0×20.0×1.0
黒の装飾的な円環の中で、鳥や魚、虫などが生を謳歌する絵が折り本になり、万華鏡が付属する作品。 
LELULATICO  「せかいのえかき」

24.0×19.2×2.0  
折り本の表には、世界の果てに住みこの世に生まれてくる子供たちのために絵を描く絵描きの物語が、裏にはペンと水彩で渦をモチーフにした絵を描いたものを板で綴じた作品。 
Ringorin  「紙背文書」

13.5×12.5×5.5  
英字新聞をベースに、桜にまつわる文章などを記した紙を貼った折り本がケースに収められている。 
和田奈緒美  「カワラナイモノ」

15.3×10.8×1.0  
春夏秋冬それぞれをモチーフにしたことばと絵で構成した作品。 
わたなべちとせ  「ゴトさんとふしぎなこづつみ」

27.2×18.8×2.0  
ヤギの郵便配達人・ゴトさんと不思議な家をめぐる物語。 
渡部ゆか  「いろやさん」

16.5×21.5×1.3
森の中で動物たちを元気にしてあげる「いろやさん」の物語が、水彩クレヨンと水彩色鉛筆の繊細な絵で描かれている。 
鰐山  「GEAR BOOK」

13.0×14.5×8.5  
歯車をテーマにして、CDケースに何かの機械のパーツのような古びた円環のオブジェが入れられ、隣のページで、象形文字のような字を表に線によるイメージを裏に配し、それらが重なって本になっている。 

 

 

THE LIBRARY 2014の出品者リスト(会期中に会場で配布しました)